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原野の生活

原野の生活原野の生活―なぜ今竪穴式の小屋なのか
大浜 五光 (著)

九州から富良野に来て、竪穴式の小屋を造り、住み、十数年の大浜五光さんに実際に訪ねに行った。

この土地は、知合いのもので、原野商法で600区画売られた中の1つ。掘っても掘っても石ばかりが出てくるので、畑にはできず去っていた人が多いそうだ。

現在は、竪穴式の小屋には住んでいないが、生活開始当初に住んでいた小屋としてのシンボル、また、泊まりに来た人に体験で泊まってもらったりしている。

電気・ガス・水道なしの自分で建てた掘っ立て小屋に住み、アルバイトを頼まれた時だけして、仕事のないときは、自由にしている。当然、収入は少ない(聞いていないが、多分、100万以下だと思う)。しかし、食べるものは、アルバイトしたときに、市場に出せない野菜や海産物を貰えるので、食費もほとんどかからない。当然、家賃や税金もない。

そんな経済的な部分だけでもすごいと思うが、
・竪穴式にすることにより、夏は涼しく、冬暖かい。
・冬に凍らした氷を利用した冷蔵庫(1年溶けない)。
・時間の流れが違う。(電磁場がないせい?いや人柄?土地のせい?)

エゾリスをすごく近くで見た。

などなど、色々な面で感動した。

この本は、現代社会に浸りきっている人が読むと、ショックを受けるのでは。(浸りきっている人は読まないか・・)

銭形金太郎にも出演されたので見た人も多いのでは。(私は見てない!見たかった・・)

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